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鳥山明先生が亡くなられたと聞いて「早すぎるだろう」と思ったら、68歳ということで、やはりそのくらいだったかと。昔なら60代後半はもうかなりなおじいちゃんだけれど、今はねえ、ひとしきり仕事頑張ってようやっと一段落ついて、さてこれから老後かなってぐらいですもん。
旧ツイッターを見ていても多くの追悼、惜しむ投稿が上がっています。ファンアートもたくさんあって、プロで絵仕事、漫画家をやってるであろう人の投稿もたくさん目に付きます。彼の作品のファンは国内のみならず今や海外にも大勢いますが、同業者、クリエーターにも大きな影響を与えたであろうことは間違いないですものね。
バトル漫画やスポーツ漫画よりラブコメ、日常系(当時はそんなカテゴリはなかったが)が好きだった私は、少年ジャンプに代表される少年誌の連載作品で区切る「◯◯世代」の話題には仲間外れで、だから「ドラゴンボール」にしたところで放送してるのをたまに見るくらいでした。
「フリーザ戦とか何ヶ月やってるのよ」
そんなことを、オタ友と斜め上から話したりするのは、でも案外楽しかった。「ドラゴンボール」は巨大な権威で、わかりやすく、親しみやすかった。その前の黄金世代と呼ばれた「北斗の拳」「キン肉マン」「ジョジョ」、あのへんと比べてもその普遍性、浸透性は上だったと思う。いくら我々が生意気に腐したところで、けっして損なわれない安心感がありましたね。窓から見えている山みたいなもので、そこにあるのが当たり前、みたいな感じでした。
私が鳥山作品のお客さんになったのはむしろ大人になってからですね。「ドラゴンクエスト10」は長いことやってたし、「モンスターズ」とかもプレイしたし。漫画家としても一時代をつくったけれど、デザイナー鳥山明はまさに不世出だと思う。スライムだとかゴーレムだとか、動く鎧だとか、あの強烈で明確なデザインセンスでイメージを固定されたものは枚挙に暇がありません。

一流のクリエーター、作家だの映画監督だの、長いこと一線で活躍した人たちが、70代80代になって体力気力ともに衰えると、だんだんと「残念」なことをし始めることが往々にしてみられます。
特定の方向の政治活動に狂奔したり、宗教にドハマりしたり、SNSで痛い発言を繰り返したりと。かつてのファンは離れたり、呆れたりして、世間は冷ややかに「老害」認定し、それでも本人びくともせずに活動に邁進したりして。
60で亡くなった手塚治虫先生のときもこれは思ったことだけれど、鳥山先生にしたって、そういうところまで長生きして欲しかったな。
いや「残念」な老人になってほしいって意味じゃないし、そうならない人だってたくさんいるんだけど、そのくらいのところまで頑張っていてほしかったなって。世人が呆れるくらい好き勝手やっていてほしかったなって。訃報を聞いてつくづく思います。漫画家としてバリバリ連載してってのはもう厳しくても、時折そのデザインが、作品世界が上がって、ああ先生まだ元気なんだなって、思わせてほしかった。
遠くに見える山の稜線みたいにね。
「学校がつらくても帰ったらドラゴンボールがありました」
そういう追悼を読んでいると、そこまでの読者では私はなかったなと思う。でもやはり寂しい。ずっとそこにあって当たり前と思っていたものが、不意になくなった寂しさ。
まだまだその「腕」を求められているうちに退場するのはクリエーターの理想の生き様なのかもしれません。でも、もう少しあの存在感に寄りかかっていたかったなあ。






暖かくなったと思ったら、やたら肌寒い一週間でした。副業も妙に慌ただしく。日々の体調維持も年をとると面倒なものですね。
2クールやってるのも含めて冬アニメは面白いのが多いのですが、『ダンジョン飯』はやはり良いですわ。バンプのオープニング曲も最高にハマってるなあ。
剣士と見せかけて? な主人公ライオスが頭脳担当という捻りが面白いな。まあきっと、彼の設定はまだ見えていないのだろうけれど……。
リーダーとしての役割もきっちりしてますもんな。センシともどもたまに周りが見えなくなるけど、ああいうオタ的気質、のめりこむ系の男子である方が、たとえばマルシルみたいに紅一点でパーティーに参加するなら安心感があるだろうな。
ドラクエ、FFに代表されるようなRPGだとよくある4人5人で組んで冒険にいくやつ。ダンジョンにもぐり、危険な罠をかいくぐり、命を賭してモンスターと戦うとなれば、これリーダー役が重要でしょうねー。
それがゲームならば、コントローラーを握っているプレイヤーがリーダーなのです。どこへ行って何をするか、戦うか戦わないか、宝箱をあけるか開けないか、全部決めればいい。
でも実際にああしてパーティーを組むなら、事前にこの人がリーダー、って一人決めて、もしパーティー内で意見が相違するなら、リーダーの決定が絶対、ってあらかじめ決めてかかるようになるんじゃないかな。どうあれ絶対にその決断に従うと宣誓してから冒険に出かけるのがセオリーになるんじゃなかろうか。
ある種の軍隊と同じで、指揮系統が定まらないのが一番よくないでしょうからね。
しかし「フリーレン」を見たりしていても、なんか久々にそうやってパーティーを組む系のゲームをやりたくなってくる。スカイリムだのフォールアウトだの、そして現在プレイ中の「ウィッチャー」にしても、おじさん(主人公)がひとりで突き進むゲームばっかりだったもんなあ。








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ある意味パーティーを組むのが前提のゲーム、艦これ。

イベントがはじまっておるのです。しかし前段実装して一日二日で後段が実装され、その頃にはすでに
「もう終わった」
「最終海域の編成はこれ」
「突破報酬の艦娘はこれ」
って感じの情報がぞろネットには上がっています。早い、早すぎるよ!
ウチはいまだにE1ですぜ。4海域しかないから期間も短そうだし、かえって完走できない危険があるなあこりゃ。
一応、E1は甲。甲はここだけかもなあ……。
重巡姫とのラスダンに入ったところです。







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削り中にほい、と出てきた。伊36だっけ?
生存艦だったらしくやたらと運が高い。そしてなんというか、下半身のむっちり具合がエッチすぎる。
迅鯨の娘みたいな顔してますなあ。
潜水艦の出番が多いイベントらしいので、ひょっとすると練度を上げて即投入ということになるかもしれません。
掘りの本番がきそうなのはE2。ヘイウッドとマサチューセッツが出るらしいので。
マイペースでやっていきましょうかね。

# by sarok | 2024-03-09 15:38 | 雑記 | Trackback | Comments(4)

アオハル

開高健のエッセイで、「ぶどう酒は人をお喋りにする、コニャックは人を華やがせる」という一節があります。
むろん、それぞれの状況で選ばれるお酒がそれだから、という話なわけでしょう。気のおけない友人と集まってワイワイ飲み食いしようってところで、全員がストレートのウイスキーってのも変だし、二人で少し重めの相談でもしようという席で、ジョッキの生ビールをぐいぐいやるのもおかしい。
それぞれの局面に寄り添うお酒というのがあるよということ。
世の中の大人な皆さんは、状況に応じたお酒の選択やら、そも状況に合わせたお店選びやらをきちんとわきまえているのでありましょうか。大人として落第生のワタシには今ひとつよくわからぬところなのであります。
「実は、妻が夜毎に誰かに会いに行ってるようなんだよ」
なんて、サスペンスものにありそうなシチュ、いやなんでもいいですけどプライベートな相談事でも身近な人間にしようと酒席をもうける際、やはり最初は気楽な店で飲み食いし、そのあと落ち着いたところへ、みたいな流れを実際考えるものなのか?
日本ってぇ国は外食のジャンルが非常に多くって、お酒を飲ませる店もまこと多種多様に発展してきたから、状況やお店を選ぶというのは知識と経験則を大いに活用せざるをえない難仕事のように思えますね。
これが欧米捜査ドラマだと、犯人の手がかりを探して探偵がもぐりこむのはたいてい薄暗いパブかバー、その奥にたむろしている強い酒やビールをラッパ飲みしているガラの悪い連中のテーブルと相場が決まってますもんな。これも情報古いか?
もっとも我が国でも、時代小説となれば、主人公が人斬りの情報を集めるのはひなびた煮売り酒屋であり、悪代官が商人と密会するのは料亭か船宿、これしかなくなります。
むしろそういう酒席のシーンを見て、「ああそういった場面か」と会話より先に納得するところまである。まことお酒は場面をつくるものなんですね。
ところで、冒頭に戻って考えるなら、日本酒は人をどうするのか。焼酎は人をどう変えるのか。ここらは考えてみてもわからない。日本酒は、黙って一人でのんでいても似合うし、大勢で楽しく飲み食いするのにも向いている気がする。祝いの席でも飲まれるし、悲しみにくれながらすする酒でもある。
我々の国の酒ですし、歴史もあります。我々日本人にとって、さまざまの飲み方に付き合ってきた、懐の深い存在だということなんでしょうね。







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窓を消してマーブル模様にしてみると、これはもはやウルトラQだ。空想科学シリーズが始まってしまう。
ふーふちゃんはチョコを配ってまわっているのか。突っついたら爆雷をくれたけど、これはケッコン台詞の方だね。

節分の豆と引き換えに手に入れたのは特別な銀河と、内火挺一両、それにネジがいくつか。
節分任務は最後のやつ手つかずで終わったし、かなりグダグダでしたね。今週になってからバレンタインの任務だけは終わらせ、装備枠をもらっておきました。
2月はたぶん、マンスリーひとつもこなしてないので、ほぼ備蓄しかしていなかったようなものです。それでもボーキはやっと30万。
これで昨日……いや今日からか、イベントとはね。まー2,3日は様子見をしていようかな。




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正面顔がさっぱり美しい涼波。スカートの生地がリアル。







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ダコタと一緒にお着替えしたワシントン。なにやらおどおどしながらチョコをくれますが、いいから君はダコタにあげなさいよ、罵りあいながら。
大井さんの北上熱愛はちょっとアレだったけど、提督に意識を向けられるとそれはそれで違うって思ってしまうのう。

んで「竜巻作戦」でしたっけな。海域が4つってのは正確な情報なんだろうか。コンパクトだけに期間もコンパクトになりそうだけど、さて完走できるかなー今回は。





先々週の気温差にやられて週後半からどうも体調がすぐれず、すぐれないまま連休があけると、ようやく発熱らしき症状に移行しました。年をとるとこういうのもトロくなる。
そして体温計がバグる。測るたびに違う体温が出るので、熱はあるらしいけど何℃かわからない。
近所の内科へ行ってみましたが、ひとつは月曜休診。もうひとつは、発熱の場合は事前に、と院の前に電話番号があるので外から電話してみますと、
「発熱は診ませんので」
と言われてしまう。じゃあなんなのよその注意書き。
面倒くさいので栄養ドリンクと薬に頼ってそのまま出勤しました。体温計はバグったままですが、まあそこまで高い感じでもなかったので。ワクチン副反応で39℃を体験していてよかったね!
昨日までずるずると低調ながら回復していき、今はだいぶマシになっております。
いわゆる発熱外来を探せってことなのか。しかし発熱って、風邪やインフル、コロナだけじゃなくって、さまざまの病気で出る症状なんだが、内科としてそれでいいのか……とふと思ったり。



先々月の「うどん」につづいて、2月はこちらに応募してみました。


「うどん」のときとまた別の小説投稿サイトです。使い勝手の違いを確かめる目的もあるにはあったのですが、結局そんなに変わんないかなあ、という印象。どれだけ人がいるかとか、どういった作者(読者)層なのかといったことは、しばらく見てないとわからんしね。
うるう年といえど短い2月に書き切れるかなーと思いましたが、なんとか間に合った。
これはテーマというか、条件がね。
今回のテーマは『余命×純愛』です。
余命わずかでの初恋や、突如振りかかる余命など、期限付きの儚い恋の気持ちを描いてください。主人公の年齢は10代から20代前半でアオハル要素もありつつ、ラストでは思わず涙が流れるような感動的な作品を期待しています
これでござるよ。
おっさんがこのようなテーマに、という気恥ずかしさはおいといて、問題はすこぶる具体的であるということ。この条件だと、まず多くはノーマルカプを選ぶだろうし、彼氏か彼女が病気ってシチュが定番だろうし、ラストシーンまである程度限定されてくる。
なので、これは無理だろうなと思ってスルーする予定でした。でも、とあるシチュ……というかキャラクターが思いつき、自分としては気に入った流れだったので、形にしてみようと思ったのです。
でも今、あらためてこの募集文を読むと、ほとんどテーマ逸脱してるなあと苦笑するしかない。いや私は百合で書いたんだけど、「儚い恋」ねえ……とてもそんなとこまでいってないもんな。
拡大解釈のきわみで好き勝手やったけど、ギリセーフのつもりでアウトだったかもね。アオハルってなんだよ! おもわず調べたもんな。
でも思いついたキャラはとても気に入ってて、楽しく書けた気がします。だからそれでよいのでしょう。「うどん」の2.5倍の長さになったけど、そこまで追い込まれはしなかった。最後の体調不良がキツかったけど。
リンク先に140作の投稿作品があります。みんなちゃんと、世界の中心で愛を叫びそうなタイトルですごい。これは皮肉じゃないですぜ。読むのはログイン不要なのでよろしければ。

# by sarok | 2024-03-01 10:57 | 雑記 | Trackback | Comments(4)

ホットグレープ

何年か前、艦これの関連だったか、たぶん横須賀へ行った折だったと思いますが、ファミリーマート、あるいは駅のニューデイズにてホット飲料を買ったわけです。
なにげなく目に入った、「ホットグレープ」というやつ。
ホットワインのごとくグレープジュースにスパイスが入っていて、飲むとぴりりと小さな刺激がありました。
めっぽう気に入り、その後あちこちで探すものの、二度と見つけることはできず。冬でなくてもいつも飲みたい! と私は思ったくらいなのですが、人気なかったのかなあ。
この話は割といろんなとこで話してます。復活の手助けにでもなるまいかと思って。
以前話題にした雑誌「旅」もそうですけど、どーも自分が好きになるものって、応援したとたんに販売停止になるとか、廃刊になるとか、番組が終わるとか、そういうのが多い気がする。
この認識、案外多くの人が感じているんじゃないでしょうか。
しょせん己の嗜好はマイノリティなんだぜ、と格好つけるにはいいんでしょうが、好きなものがさっさと退場するのは正直つらいところ。
新たに何かを応援するのもためらってしまいますよね。自分が好きになったばかりにケチがつきそうで。

調べるとこの飲み物、正式名称は「甘く香り立つスパイスの薫るホット葡萄」というらしい。名前が長すぎたんじゃないの。
ロングセラーの「ソルティライチ」の、あのラインナップですね。世界のキッチンだっけ。
あのシリーズ、おびただしい種類を出していますけれど、長く生き残ってるのはソルティライチだけなんだよな。あれも嫌いじゃないけれど……。
ソルティライチが出る前、ジンジャーエールがあったんですよね。「ディアボロ・ジンジャー」か。甘みが強くて、生姜風味の濃い独特のテイストで、面白いじゃんとお気に入りだったんだけど、これまたさっさと退場してしまった。
……今度ためしに坂道シリーズのアイドルグループでも調べて無理やり推しを作って応援してみようか。私が応援したとたんにスキャンダルで脱退とかいうことになったりして。いやそんな能力、ほぼ呪いじゃないの。








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やあサウスダコタのバレンタインモード、とても良いな。こういう格好好きなんだよね。
でもワシントンにしてもこの子にしても、チョコ渡すとなったら、妙におどおど乙女を発揮してくだっている。バレンタインの習慣が日本とは違うはずなんだけど、あっちの人の乙女モードって、もうちょい違う感じなんじゃないのって思わなくもない。
欧米の映画とかドラマに、たとえば浜波みたいな内気でおどおど、ちっちゃい声で途切れ途切れに話す、みたいなキャラは出てこないもんな。内気でシャイな人物です、って出てきても、「どこが?」と思っちゃうほどにペラペラ饒舌に話せちゃうのがあっちの人、ってイメージなんだよな。




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未改造ダコタもいたので差分をパチリ。こっちだと「持ってないよー」ってアピール。でもポケットにはハート型の膨らみ。
とてもかわいい。お腹をつっついてぶん殴られたい。








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ノーザンプトンはとてもお清楚。あふれる理想の彼女感。

節分任務はなんかもうグダグダ。あと一勝なのにウィークリーを未達成で終わったりね。演習だけはなんとかこなしてますが、バレンタイン任務まで来て、みんな出撃しているから、すんなり勝てなかったりする。
まあ内火挺をひとつ取ったし、あとはできる限りでいいかなと思っています。





2月になってからまだ一度しかバイクに乗ってない。それも、稲城の山の中をぐるぐる迷っていただけだし。
あのへんはしかし、首都圏と思えないほどに牧歌的で、けっこうな山だなあ。一本奥に入った田舎道を走っていると、鹿児島の国道に似た雰囲気をしばしば味わいます。沿道の風景で、ぜんぜん違う場所の空気を思い出すって、よくありますよね。
打ち捨てられた商業施設、人の手を離れ荒れた田畑、どこへ続くかわからない横道。不安や迷いを呼び覚ます風景こそ、なにかこう、自分なりの居場所なのかなって思います。
電車に乗って車窓を眺めていても、子供のときのようにワクワクはできない。新旧さまざまの後悔や、思い出すかなしみ、人に言われたり言ったりしたことがぐるぐるして、ずっとほのかに憂鬱がつづく。
大人の旅ってそういうものなのかもしれません。
腰を落ち着けて、流れる風景を見やり、どこかへと運ばれていく時間。そのときどんな心境が立ち込めるかで、自分がどんな人生を送ってきたのか、どんな人間なのか、ある程度わかるのかもね。ほがらかにゆるぎなく、楽しいことを考えられるなら、おそらくそうは間違った生き方はしてきていないということなのでしょう。

# by sarok | 2024-02-19 10:50 | 雑記 | Trackback | Comments(2)

そこそこ年季の入ったマリみてスキーの、やるせない日常アレコレ。


by sarok