四畳半東雲蚊帳の内

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秋深し

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林檎をかじる蓉子さま。
笑い顔もそうですが、こういうの描くときって自分でも口をあんぐり開けて閉じたりしてみますやね。
鏡があるわけでもないのに、毎度奇妙な感じです。
もっとも鏡を見ようものなら、およそ意欲が根こそぎ去勢されることは必定ですがネ。


にわかに寒くなってまいりました。木々の葉っぱが急速に色づきます。
秋といえば紅葉、みたいなイメージがありますけれど、場所にもよりますが赤や黄色にきれいに色づくころには、もう季節はほとんど冬なんですよねえ。
日の入りも早くなって、なんともわびしい印象。
もっとも情けないことに、近頃は寒くなってくると、いろいろ面倒な病気が流行るなあ、とかそんなことを気にしてしまう味気なさ。
というか先日の胃腸炎以来、なんとなく魚貝のたぐいやら、出来合いのおかずやらを敬遠して、レトルトや缶詰に過度の信頼を寄せている、私はまったく筋金入りのビビリであります(笑
よく、初対面の相手とは政治と野球、宗教の話はするなと申しますが、ある程度生きてくると逆に、ひとまず無難な話題が互いの病気遍歴であります。血圧やら血糖やら、体重やらについて、希釈しつつ延々ダベっている同僚など、よく見かけますゆえ。むろん、ある種の深刻さは除外しつつではあるのでしょうが……。



先日はじめてアイドリング・ストップ機能のついた車というやつ、運転しました。
ハイブリッドなんでそもそもエンジンオフ→オンがわかりにくいものの、気づくと妙な感じ。信号が青になってブレーキを離すと、「ブルルッ」とかすかな振動とラグがあってスタートするんですね。
ただ、持ち主の話によれば、発進時のクリープがないので坂で若干下がるときがある、とのこと。燃費には効果アリなんでしょうが、まあ慣れなんですかねえ。
私といえば慣れるというほど頻繁に車の運転をしていないものの、なんかこう段々と厚かましくなってきた気はいたします。後続を抑え込んだり、押し付けたりして車線を変えたりね。まあそうでもしないとどうにもならんのも確かではありますが。
基本いろいろ雑な人間なんで、そこんとこは自覚し続けなきゃいかんだろうなーとは思いますね。
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by sarok | 2012-11-24 02:28 | 蓉子さま | Trackback | Comments(0)

胃腸炎

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なんか描くたびにリハビリなどと称するのでは、まるで精神的入院しっぱなし患者というもの。
リハビリリハビリ。

祥子さまは卒業されてからの方が、遠慮なく妹にスキンシップをしまくる、と思う。
祐巳ちゃんの右手が振り向きざまのカウンター狙いに見えますが、ちょっとびっくりした動作の反映とでも思っていただけると。
そしてわかりにくいですがしるこ缶です。
……「しるこ缶」と打ったら、とんでもない変換しおって。びっくりしたぞPC。まるで私が、普段からとんでもないことを書いているみたいじゃないか。



先週後半は臥せっていました。ウィルス性の胃腸炎だったとか。
一言でいえばずいぶんマシなノロ、ということですか。吐き気も下痢もそんな酷くないし、熱もすぐ下がりました。
ただし、胃腸が荒れるようで、しばらくもらった胃薬のお世話に。こちらはまだ元通りとはいきません。
胃がやられてるときはしかし、やたら匂いに敏感になりますね。夕方出勤しようと家を出ると、近所の家から漂ってくる調理中の――たぶん、豚味噌炒めか何か――が、するする入り込んで胃がひきつります。美味しそうな匂いなんですが、堪えるのです。
そんな感じで各家庭の夕餉に苦しめられて駅まで行くと、今度は他人の体臭だ、息のにおい(今の自分もたぶん相当だと思うのですが)だと、連続で襲い掛かってくるのです。
ホームで近くに立ったお姉さんの、髪の匂いですら厳しい。別に香水だコロンだと山ほどふりかけているんじゃないのです。フツーの、シャンプー程度の匂い。たぶん健康時なら「いいな」と思っているに相違ない匂いなのに、頼むからちょっと離れてくれないかと、そんなことを願ってしまうのです。
病気になってみないとわからないこともあるということですねえ。いい経験にはなりました。
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by sarok | 2012-11-15 13:56 | イラスト | Trackback | Comments(0)

ドヤ顔

角田光代『エコノミカル・パレス』読了。
登場する人物がことごとく、主人公含めて「体を張って笑いをとる」系の芸人にしか見えない。
誰かが熱湯コマーシャルをやれば、負けるかと別の一人が、アポ無し街角でコワいオジサンに突撃インタビューをかます、といった次第。
なので、読みながら笑えばいいと思うのですが、だんだんその笑いが自虐的な色を帯びてくる、私の場合は。
たぶん、読みながら出てくる笑いの質の差が、読み手のアレやソレを反映する、そんな小説なのではないかと思いました。
「馬鹿でーww」
「こいつらより俺、マシだわ」
そうやって笑っていられるならそれもよし、ということなのでしょう。


終盤出てくる、というか明かされるとあるオッサンの性癖はしかし、これはもう笑えない。芸のつもりでやればステージが静まり返るレベル。
このオッサン、女性の大事なところの写真を撮って蒐集しているわけですが、よりにもよってそれを焼肉食ってるさなかに見せてくる。
これが笑える芸だと本人が本気で思い込んでるなら滑稽にもなりましょうが、むしろ根底にあるのは、若者特有の露悪的な顕示欲が、時間の健全な浄化作用を受けずに暗がりで生き延びた、臆病なくせに容赦のない生き様そのものなのです。
「やってられるか!」と帽子を叩きつける小気味よさを、こういう類の人間は生涯理解しえないでしょうね。
でも、この考え違いっぷりは、背中に食い込むところがあります。
百合っぽい創作ってなんだか、繊細だったり、叙情的だったりするイメージがあるじゃないですか。
細やかとか儚げとかの肩を叩いて、「君の事は何でもわかっているさ」などと言いつつ、笑いも食欲も一切去勢する写真を得意げに見せている、ドヤ顔。
そんな私自身の姿を見ることがあるのです。
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by sarok | 2012-11-08 06:25 | 雑記 | Trackback | Comments(3)