四畳半東雲蚊帳の内

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私の中の

以前ラヴ茶でちらと拝見して、買おう買おうと思っていた森薫『乙嫁語り』の一巻をやっと手に。三巻が出たところかと思いますが、それゆえにですね。買い物に計画性がないので、見かけたり思い出さないと買わない。
チラ見しただけでこの漫画、たぶん好きになるだろうなと思っていましたけど、やっぱり好き。
いやこの際ストーリーは置いときますが、なにしろ前提として私、ざっくりとシルクロードもの、中央アジア草原地帯歴史物、大好物でして。
「北方」の「異民族」なんて言葉だけで萌える。これは中国から見た場合ですが。
「サマルカンド」「大月氏」「ヘディン」「トルクメニスタン」「敦煌」「楼蘭」……。
私の妄想空想の一分野にくっついた検索タグです。でも、同輩も多いとおもふ。
恥ずかしながら「あの辺」を舞台とした漫画を描いたりしてましたしね。森センセイの万分の一に満たない適当設定、書き込みでしたが。
なんだろう。学生の時分からずっと好きなのに、何がそんなに好きなのか、よく把握できていない。『乙嫁』に出てくるような遊牧民の幕家も素敵だけれど、古の城砦都市もロマンがある。乾いて砂礫ばかりの地を割って川が流れて――昔開高健が釣りしてましたね――そこに意外なほど生命の脈動があったりするのも惹かれる。
山か海かどちらが好きかと問われれば、海と答えるくらいには水辺が好きなのですが、そのくせあの乾いた草原は、長らく私の心の紐をつかんで離さないのであります。


ということで、花ゆめコミックスの神坂智子の『シルクロード』シリーズを、古書店などであさって集めた過去の私の行動は、理の当然でありました。……最初は人に教えてもらったんだけどね。
まことロマンのある漫画でしたが、けっこう悲劇的展開が多かったのがなあ。
けれどその影響もあってか、私の中の草原はかなしみやら寂しさが似合うのです。かつて大帝国を築いた元はろくに墓も建物も残さず消え去ったといいますけれども、血やら汗やら涙やら、生々しいものがかつて滴ったであろう地に、今は乾いて吹きすさぶのみ、という潔さ、湿度の低さにどうしようもなく惹き付けられてしまうのでしょう。
まあそれも、実に勝手なイメージであり思い込みでしかないわけですけれども。乾いていると思いきや雨つづきだったり、ろくに人がいないと思っていたら大都会だったり。旅すると大概、イメージの補足よりは破壊されることが多いものです。
きちんと現実の目で確かめることと、自分の中の醸成された想像の郷を持つこと、両方やるのが本来のクリエイティブなんでしょうな。森センセイのように。
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by sarok | 2011-06-26 11:29 | 雑記 | Trackback | Comments(6)

ムサシ野

志音さまがお引越しなさるようです。ウチもリンク修正しました。
新しいサイト名は「sonidogs world」。
……
世界に羽ばたくワールドワイドなサイトを目指すのよ、ということなのか、
むしろ「私こそが世界よ」という意思表示なのかっ。
……あまねく世界は、すでに志音soniさまの庭なのかもしれません。公平に治めてくださるような気がするし、いいかもしれないなあ。ただし一部のカップリングは地下に潜って愛好するしかないかも。

うん、いい加減にします(平伏
しかしリンクのページも手直しが要るなあ。



スカイツリーを描きました、とは到底いえないようなトップ絵に変更です。
資料に写真をとろうと、お勤めのあと神田、秋葉とウロウロしましたが。
まっこと正しく梅雨空でして、おまけに靄がかかり、どうにもなりません。結局ネットの画像検索に頼る羽目になりました。
まあ、今回の背景のように隅田川河畔まで出ていれば、ちゃんと見えたのかもしれませんが。
由乃さんがぱっつんではありませんが、女の子だしいろいろ変わるよね、ということで。
スカイツリーって確か、02年か03年あたりから計画スタートしてるんですよね。
634メートルは、祐巳が祥子と出会った当時のムサシ野の空にはなかったわけです。まあ、現在のスカイツリーが三鷹のあたりから見えるかどうかはわかりませんが……。
ムサシノ、と片仮名で書くと思い出すのは『ヨコハマ買出し紀行』ですけれど、あの漫画も十年遅ければきっと、スカイツリーがなんらかのネタとして登場したのではと思いますねえ。
変わらぬ姿でそびえているのか、廃墟と化しているのか……。かの作品の独特なテイストで、思いもよらないアレンジがなされて、象徴的に描かれたんじゃないでしょうか。何の象徴となるかは、わかりませんけれども。
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by sarok | 2011-06-18 16:38 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

日曜日

実咲さまが参加されるというので、久しぶりにマリみての同人イベントに顔を出して参りました。
「薔薇さま」オンリー。

綿商会館というのは、確か以前に可南子ちゃんオンリーがあった場所と記憶しているのですけれども。
日曜の日本橋界隈ってのは、なんとも異様です。喫茶店やレストランが店じまいしているくらいの閑散ぶり。あの辺だけなのかもしれませんが。
そんなわけで、ろくに人気のない裏道をたどりつつ、まあこの時期のマリみてイベントだし、控えめに言って長閑な佇まいなのだろーなと気軽な気分でいたのです。
でも会場に着いて吃驚。決して広くはないけれど、盛況なのですな。記憶と比較するに、往年のにぎわいに比べても遜色ないくらいに。
まあ、ブースをそぞろ歩けば、多くのサークルさんは「セカンドジャンル」とでもいうべきものを並立させているわけで、そこは仕方のないことかとも思いましたけれども。
やはりまどマギ、多かったような。

わずかな時間しか居りませんでしたが、なつかしい出会いがいくつかありまして。方々ありがとうございます。
偶然鉢合わせた、志音さまはともかく薫子さまも、なつかしいと言えなくもない(笑
思ったのは、というよりこの手のイベントに顔を出すたび感じることですが、皆楽しむことにちゃんとしてるなあということ。
ちゃんとせなあかんなあと。これも毎度思うことですが。
私の楽しみの拠点はやはりこのサイトなわけで、だからもうちょい大事にしないといけませんわねえ。
毎回思うことですが。
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by sarok | 2011-06-08 14:14 | 雑記 | Trackback | Comments(2)

夜をくぐる

若干不謹慎ではありますが、近頃は夜の散歩が楽しい。
まー梅雨入りして、休みの日に上手いこと晴れてくれるとは限らないわけですが。
何が不謹慎かって、節電により街のあちこちが暗いから、というのがその動機だからです。
近頃はその自粛を自粛する? ムードが出てきて、以前よりは明るくなりましたが、前にも書いたように大通り沿いはまだ街灯を消している場所も多いのです。車の通りが多いから、ヘッドライトで明るいでしょ、ということなんでしょうな。
ところがこれで時間が遅くなると通行する車が減る。沿道のお店もシャッターを下ろす。道にかかる高架が月明かりを隠す……。
こうなるともはや真っ暗です。彼方の信号がぽつりぽつりと点滅するばかり。歩道を歩いていると、対向の歩行者がかなり近づかないと気づきもしない。
タールをぶちまけたような闇の中をくぐりぬけると、かすかな不安と安堵がないまぜになって新鮮です。ワクワクします。
ま、地方出身者としていえば、田舎じゃべつに珍しくもないんですけどね(笑
しかして、ただ暗くなるだけで、都市が都市伝説を生み出しそうな場所が散見されるようになるものです。ぽつんと立っている電話ボックスだとか、公園の遊具だとか、建物の隙間だとか。
心細い思いをされている方も、きっといるのでしょうけどね。


これもある意味フキンシンかもしれない。花粉症が終わらない。
例年、5月の半ばにちょっと症状が再燃して終息するパターンなのですが、今年はそのまま、口の中の痒みやら残ったまま6月入りしてしまいました。
というか正直、花粉かなあと。なにしろ雨が降っていてもおかまいなしなので。
こんなサイトで風評なんたらを気にしてもしかたありませんが、大気か水か微量の変化に、常にいっぱいいっぱいな身体が反応してるのかなあとか。
ま、そういう症状があるよということです。花粉だとしても、ピーク時に比べれば全然マシなんですけどね。



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今のトップ絵の一部に、アレコレフィルターをかけたもの。
このぐらい濃くしたかったんですよねえ。という、自分に対する指標的にぺたり。
好きな色を置けばいいじゃないかと。我ながらそう思うのですが、なんというか度胸が足りませんなあ。


メールいただきました。たまには折り畳み。

メルフォレス
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by sarok | 2011-06-03 22:47 | イラスト | Trackback | Comments(0)