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蜃気楼

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レミリアおじょーさま。

彼女の出演作ではありませんが、東方心綺楼、入手いたしました。萃夢想からの東方スキーとしては、黄昏さんの弾幕アクション、どうにも買わないわけにいかない。
この心綺楼、懸念はひとつ。動くか否か、という点。
これまでの東方ゲームと比べると要求されるスペックが段違いなのです。そもそもオンボードグラフィックは動作対象外。ウチの長閑なノートでは、非常に厳しい。というかほとんど無理ではなかろうか、というのが予測でした。
最悪、動かなければ仕方ないという覚悟。そのうち新しいマシンが買えればいいね、という腹積もりだったのです。
でもって早速やってみました。……うん、重い。激しく重い。
背景画質を最低に、描画を二分の一にして、なんとかストレスなく動かせるようになりました。それでも、スペカやラストワードを使うとスローがかかります。
fps60が基準なのにたまに10台まで落ち込むものね。ギリギリなんでしょうな、いろいろと。
間違いなく対戦はできませんね。……もともとやろうとはしていませんけれども。
にしてもその要求スペック含めて、同人ゲーでこういった水準のものが出てくるってのは大した時代なんだなあ、とあらためて思います。
それに黄昏さんのこのシリーズは、格ゲーとしての快適性、バランス云々よりも、東方世界の設定、キャラクターの能力をシステム的に再解釈する誠実さが楽しい。そこが好きです。
古明地こいしちゃんは無意識で動く妖怪ですが、彼女の能力を再現するための「超反応センス」とは、入力した技がその時点は出ず、相手との戦いの流れでよさげなタイミングで勝手に発動するシステム。それなりに格闘ゲームをやってきた身としては実にぶっ飛んだシロモノです。類例はあるかもしれないけど、思いつかない。んでやってみるとそれが面白いんですな。
こういう挑戦ができるのもいいところですね。今の据え置きゲーはグラフィックやらお金がかかっていて、冒険は難しいですしねえ。


ところで先述のこいしちゃん。
彼女は無意識で行動するから誰にも気づかれず、かの有名な「石ころ帽子」状態なのですが、今回の異変では集まる人気につれて一時的に存在が認知されるに至り、本人もそれを喜んでいる、様子。勝利ポーズで手を振ってアピールしたりしてるしね。
もともと心を読める妖怪だった彼女は、その心をおそれて「目」を閉ざし、結果として意識の外で生きるしかなくなったのです。それでも喜んでいる。本人台詞には「感情なんてない」とありますけどね。
知られたいけど知られたくない。気づいて欲しいけど気づかれたくない。
なんでしょうね。実に根っこのところで、私たちと同じなんだなあ、と思います。
気づいて欲しいアプローチ「だけ」を期待するのは、それは甘すぎる考えだけれど、ままならない有り様を一心に引き受けているみたいで、この少女、なんとも胸苦しくなりますね。


レミリアお嬢様とはまるで関係のない東方のお話でした(笑
にしてもこの雑記。東方に関心ある人なんてほとんど見てないだろうと思うからベラベラ書いてますけども……まあ、たいしたネタバレとも言えますまいな、この程度。
しかしやっと東方タグが機能したな。
by sarok | 2013-06-01 14:59 | 東方 | Trackback | Comments(0)

そこそこ年季の入ったマリみてスキーの、やるせない日常アレコレ。


by sarok