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読書もする夏

なんだか延々と体調がよくないぜ。実家での規則正しい生活と栄養満点な食事が、よくなかったか(笑
毒性生物になったような感慨ですが、いい加減若いころみたいな生活態度をつづけていくのは無理があるなあ、と思う機会ではありました。
さて実家に戻るとお定まりの「何を食いたい」ではありますが、わたくし思わず「苦瓜」と。
つまりゴーヤですな。東京でもまあ手に入りますけど、やっぱあっちの方が安くて大きい。
チャンプルーをつくっていただけました。旨い、うまいんだけれども、なんとなく記憶にあるより全然苦くないような。
昔とくらべると実際苦みが弱くなってるらしいのですが、こっちの舌も変化したということですかねえ。


なにしろ急のことで、道中読む本なども持たず帰省していたのですが、父親が枕元に積み本してる中から適当に選んだ本が、なかなか当たりでしたね。
米澤穂信『犬はどこだ』は、滞在中に一気に読み終えました。
病気をきっかけに人生のエスカレーターから降りた主人公、ってのはそう珍しい感じでもありませんけれど、なんかすんなり入り込めて、気がつくと時間をみつけてせっせと読んでおりました。葬儀や何やと、己の低出力なコミュ力を奮い立たせる時間を離れた深夜に、ひとりひっそり熱中するのは、楽しかったですね。
それから、帰りは鉄道を使ったのですが、そこで読んでいたのが宮脇俊三の『失われた鉄道を求めて』。
これもなんか、面白い。読み始めは、「鉄」の関心ばかりが優先的で、土地や人やその他もろもろへの意識が淡白すぎないかと思っちゃったんですが、だんだんとその、著者の考えの振幅みたいなものがわかると、彼が廃線をとおしていとおしんでいるものがなんなのか、わかるような気がしてくるのです。
自分なりのメッセージを「こめる」というのはどういうことなのか、考えさせられます。
でもって今は三冊目、平岩弓枝の『聖徳太子の密使』を読み出したところ。聖徳太子の娘が男装の麗人となり、南方への船旅に出るのですが、おつきの三人の少年は実は猫。それぞれ、魚を焼いたり舟を漕いだり、弓を射たりしてハンターを助けます!
それってモンハン?
オトモアイルー?
と、思ってしまったのはたぶん私がはじめではないと思う(笑
by sarok | 2012-08-16 08:11 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

そこそこ年季の入ったマリみてスキーの、やるせない日常アレコレ。


by sarok